これ一台で配信、収録が一人で簡単に。(Roland VR-50HD)
前回のブログでLive 配信について少し書かせていただきましたが、
今回は、Live配信や収録でさまざまな信号の映像と音を一台で扱えるマルチフォーマットAVミキサーでRoland VR-50HD という機材を紹介させていただきます。
まずは機材の詳細ですが、Rolandの下記のサイトをご覧ください。
http://proav-jp.roland.com/products/vr-50hd/
この機材の良い所は、なんと言ってもさまざまな信号を入力でき、出力も複数の出力に対応しているところです。
大体の機材はこれ一台にまとめられますね。
製品のサイトを見ていただければ分かりますが、対応している入力信号と出力信号を下記に抜き出しました。
映像入力 : HDMI、SDI、RGB、コンポーネント、コンポジット
映像出力 : HDMI、SDI、RGB、コンポーネント、USB
また、ミキサーがついているので音声入力も可能で、SDI、HDMI に入っている音はもちろんのこと外部入力のマイクの音声も入力できます。
ミキサーでボリューム調整もでき、出力のSDI、HDMIへ音を乗せて出力することができます。
出力にはUSB出力もついているのでパソコンに繋いでLive配信することが可能です。
以前使用した時は、プレゼン用PC(VGA)Demo用PC(VGA)ビデオ再生用PC(HDMI)インターバルPC(HDMI)を入力して切り替えを行ないました。
このときは、単なる切り替えのみで使用しましたが、スライド画面に講演者用のカメラ画を合成したり、テロップを出したり、その場でちょっとした合成することも可能です。
余談ですが、以前使用した際にちょっとしたトラブルがあったので少し書かせていただきます。
以前使用した際にVGA(RGB)で会場備え付けのプロジェクターに出力したのですがプロジェクターの映像が左にズレて出てしまうトラブルが起きました。
詳しい原因は分かりませんでしたが会場の方によるとプロジェクターとRolandのVGAの出力の相性があまり良くないとのことでした。(Rolandの別の機材で以前にもあったそうです。)
プロジェクターは備え付けのため、調整できないということでこの機材側で調整しようとしたのですが、
収録用の出力にも影響が出てしまうので、このときはHDMIで出力することで問題が解決できました。
HDMIで入力できるプロジェクターならできるだけHDMIで入力することをおススメいたします。
この機材は、業務用のため購入となるとものすごく高い機材になりますが、
レンタルであれば1日 15000円くらいでレンタルできるところもあるので
Live配信でさまざまな映像信号をスイッチングする場合や少人数で配信をお考えの方にはおススメの1台だと思います。
色々な使い方がもっとたくさんあると思うので私もまた使用する機会があれば色々試してみたいと思います。